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すっぱい脚

今日、日本語教師養成講座の授業で、サピア・ウォーフの仮説が紹介された。
その仮説によると、人は言葉で表現できることしか考えることができず、言葉で表現できないことは考えられないという。
その例として、「肩がこる」という表現はほとんどの外国語にないので、「肩がこる」というあの現象を個別のものとして認識しているのは日本人ぐらいのものである、というような説明があった。

そこで思い出したのだが、中国語には「腿很酸」という表現がある。
「酸」というのは、「すっぱい」という意味だが、ここでは「だるい」という意味になる。
だから、「腿很酸」は「脚がだるい」という意味だ。
長時間歩いて、足が棒になったようなときに使う。

それとは別に、マッサージ屋で聞いた言葉に、「很麻」がある。
これは、マッサージ師の抑え方が強くて、脚や腕がしびれたような感覚になることを表現するときに使われていた(一般的に「しびれる」という意味もあるらしい)。
ちなみに、この「麻」には、「山椒の味が効いていてぴりぴりする」という意味もあって、そこから「しびれる」という意味に派生したのかなと思う。

「酸」も「麻」も、結構ニュアンスが特定された表現で、日本語に直すと何となく感じが違う。
しかし、その意味することは分かるし、感覚も分かる。
たぶん、「肩をこる」を他の言語で言おうとしても同じことになると思う。
そして恐らく、それがサピア・ウォーフが言いたかったことなんじゃないか。

細かいニュアンスというのは、翻訳すると消えてしまうことが多いのだ。

それにしても、こうしてみると中国語もなかなか味のある言葉だね。

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ささくれヒヤリハット

Author:ささくれヒヤリハット
我不想做日本人,我想做東亜人!

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